小泉今日子を探して

僕にとって原宿は遠かった

昨日のつづき、と言うか補足。 小泉今日子、「原宿百景」において、文章は平明且つ明確で、パンダのananをさらに深めようという気合いの感じられるものなのだけれど、それは個人的な事を妙に糊塗せず語る、と言う点でも、母との関係を客観的に掘り下げた点で…

「原宿百景」を読了

長い時間が掛かった。文章はやはり達者。しかし分量は少なく、また題材も大きく言えば、pandaのananの範囲を出るものではない。あとは原宿を舞台に小泉今日子を巡る人々との対談。それも八十年代、九十年代を回顧する形が多いから、まあ、どちらかと言えば後…

「松田聖子論」 小倉千加子著  感想

1989年初版。山口百恵と松田聖子を対比して論じている。山口百恵が、同世代の人間にはよく知られているように、母子家庭に育ち、世間というものに対抗意識を育みながら育ってきたことをその著書「蒼い時」を読み説きながら明らかにしていく。同時に阿木…