2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「青の時代」 三島由紀夫作

三島の未読の長編と言うことで、読んで見た。確か、河野多恵子だったと思うけれど、三島の作品の中で一番立派とどこかで言っていたのではないか。(不確かであるけれど) 戦後、インチキ金融会社を立ち上げ、破綻して自殺した東大生がモデルである。しかし、…

「絹と明察」  三島由紀夫 作  

久しぶりに三島由紀夫の作品を読んだ。 金閣寺、仮面の告白、禁色、鏡子の家、静める滝、潮騒、豊穣の海、愛の乾き、美徳のよろめき、午後の曳航、宴の後、獣の戯れ、などの長編を若い頃読み、幾つかの短編も読んでいるから、親しんでいる作家と言えるだろう…