「ミレニアム」 ハヤカワ書房 スティーグ・ラーソン著

昨年の夏頃かな、kindleで安売りしていたので1を買い、面白かったので2,3も続けて買ってしまった。 この本は、リスベット・サランデルという、ミステリー史上に残る女性キャラクターを創造したことで末永く顕彰されるだろう。とにかく、いけてます、サランデル。
 で、ストーリーを楽しむ事はできたけれど、一方でとても興味深かったのは、この小説の舞台、スウェーデンのこと。高福祉、男女平等、が有名で有るけれど、この小説の中では、必ずしもそうとばかりは言えないあれこれが描かれている。例えば女性が会社組織の中で高い地位に昇ることであり、あるいは男女の性的関係性である。
 と言うことで、あらためてスウェーデンに関する興味が再燃、関連図書をまた読み始めた。