ナイル殺人事件   感想  1978年製作

アガサ・クリスティ原作の定番映画。ポワロ役はピーター・ユスチノフ。謎解き自体はあまりおもしろく思えなかったが、そこに至る演出、ロケ地、風景、役者は豪勢で、大いに楽しめます。一種のコスチュームムービーと言うことかな。
 大英帝国華やかなりし時の、イギリスの中・上流階級の風俗が描かれていると見れば、また興味も沸くところだ。
ジェーン・バーキンが出演しているのだけれど、よく分からなかった、って殺されたドイル夫人か。ああ、そうだったのね。三十年以上前の映画だから、あんなに若いんだ。 それにしては、ハリーポッターで怖い女魔法使いの先生を演じるマギー・スミスはあまり印象に変化がない。ある意味たいしたものだ。
 軽ーく楽しむ映画でしょう。

追記
よく調べてみたら、ジェーン・バーキンは二番目に殺されるメイドだ。地味な役で、そんなに美しく見えなかったが。とにかく、不正確な思い込みはいけません。