勝手にしやがれ    ゴダール

有名な作品。ジャン・ポール・ベルモントの、ちんぴらぶりがすてき。乾いた演出、ニュース・ドキュメンタリー映像のようなカメラワーク。

 今、でなくて50年前の日本で見たら、それはそれはインパクトあっただろうな。
 映画だからさ、みたいな。パリだからさ、みたいな。だから今の方がかえってつかみやすいかもしれない。

  でも、僕は有名な作品だと、お利口さんな見方をしようとついしちゃうんだよね。
  けれど、そのぶんを考慮しても、いかした作品だと、やっぱり思う。