「アウトブレイク」 1995年アメリカ映画

ダスティン・ホフマン主演の、アクション映画。アフリカからエボラ出血熱のようなウイルスがアメリカに持ち込まれ、細菌兵器についての研究を隠したい軍の一部(ドナルド・サザーランド演じる将軍など)は感染した街一つ、2600人を殲滅しようとするのだが、陰謀をかぎつけた軍医が命をかけて、阻止し、ウイルスの宿主も見つけて血清を作り、街を救う。
 ウイルスという材料は当時新鮮だったが、ストーリーのバックグラウンドにある思想は、もう古さを感じさせる。どんなに悪人が暗躍しようと良心を抱いた真の英雄が現れ問題を解決してくれる、という物語のパターンから一歩も出るものではない。だから安心感はあるけれど。
見所はヘリコプターのチェイスの場面かな。なかなかの迫力でした。