続々大番    1957年 加東大介主演

続々大番  加東大介の主演した彼の代表作のシリーズの第3作。1957年作。加東は1911年生まれだからこのとき加東は46歳ぐらいと言うことになる。

前後の作品を見ていないのでつかめないところもあるが、主人公が株で失敗した直後から始まり、田舎に帰り、闇屋をはじめ、日米開戦となり、改めて株に挑戦し、まけて仕舞うところで終わる。原節子がちょっとだけ顔を出す。淡島千景も若くてきれい。

加東の演技はエネルギッシュで明快、さっぱりしていて品がいい。台詞回しも同様。ぐいぐい押すタイプの役者ではないが、僕はとても好きだ。
こういう人が沢山いたであろう、というところがかつての日本社会のよいところだったのだろうと思ってしまうのである。